『~美しい音が作る社会~』

例えばクラシックの調べが、美しい風景に溶け込むように。
整然とした音の調べに合わせるよう、国と町を作るように。

そして人の心が、美しい調べに同調して平定されるように。
天は意図を持って、バッハのような巨匠を世に送り込んだ。

また神道の祓詞や祝詞や雅楽が、種々の浄化を促すように。
全ての言葉を含めた音は一大要素として、我々に作用する。

流される雑音やノイズが、人の心身を病ませることもある。
窓の外に聞こえる騒音や、知らぬ間に流されている周波数。

だから日々の中で、音や言葉には、慎重でいられるように。
美しい音と言葉が人を育み、社会全体をも輝かせるように。

自然界の黄金分割比を、五線譜に託した先人にも感謝して、
古典音楽や自然の音に、我々は再び耳を傾けるべきである。

小川を流れる水の音や、爽やかに木々を渡る季節風の音に。
美しく響く全ての音に、今こそ、我々の心を重ね合わせて。

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