『~不老不死、VRとクローンについて~』
先ず、転生について簡単に説明するならば、魂が胎児に入るのだが、
誕生して自我と意識も成長をし、元の魂とは別の人格が出来上がる。
やがて肉体の死後は、魂と新たな肉体に付随する意識は分かれ行き、
新たに芽生えた意識も転生する魂となって、次の肉体に入って行く。
以上が「転生のシステム」ということになる。
では不老長寿化のために、クローンを作ったり、VR化したりして、
そこに自分の脳のデータ等を入れ込んでみるとどうなるのだろうか。
例えば自分のクローンに脳移植をしたとするとどうなるのだろうか。
または他者のクローンに自分の脳を移植したらどうなるのだろうか。
脳は脊髄組織から切り離されると肉体の終りを理解することだろう。
そして脳を移植して活動が認められたとしても、元の本人では無い。
移植したクローンにも肉体に付随する意識=新たな自我が芽生える。
同じようにVRの世界に、自分の脳データを導入するとどうだろう。
VRの世界にもう一人の自分似の意識が生まれ活動することだろう。
つまりクローンに脳や脳のデータを移植しても別の意識が芽生える。
同じくVRの中に脳データを導入するとしても別の意識が芽生える。
つまり、それらは「自分に似た別の自我を持つ存在」ということだ。
全てのものに「自我や意識が宿る可能性がある」ということになる。
よってクローン化やVR化に、全く意味が無いとは言い切れないが、
自分と言う固有の存在が、それをもって延命長寿したとも言えない。