『濃霧の中で生まれ変わる世界』

大きな丸い、透明の球体の中に在る、輝く金色の十字の光。
それが真っ直ぐに、空の彼方から、海の上まで降りてきて、

音も無く海の中へと滑り込む、やがて深海に達するように。
そして十字の光が塗り替えてゆく、世界中の海を黄金色に。

そしてまた、天から降りて来たのは、一筋に連なる光の粒。
ゆっくりと蛇行しながら地表に向う、光の鎖が舞い降りる。

その光は地面に達するや否や、瞬時に全方位に延びて行く。
世界中に送り込まれる光、地球全土を輝く光で染め上げる。

この光の世界で満たされた世界に、突然濃霧が立ち込める。
濃霧は、これが除夜で、過ぎ越しの夜であるというように、

その霧の中、全ての存在の、その方向が決定されるのだと。
人類の未来は一つでは無く、実は多岐に渡っているのだと。

濃霧が消えて、人の少なくなった街に、どこからともなく、
1色ごとに数十名の集団の、7色のグループが現れて来る。

人は誰でも7色の何れかに帰属し、その特色を天命に持つ。
同色に属する人々を誘導して行く、彼らは先導者のように。

このように分岐点が来ようとしている。その時が来る前に、
愛の意識を拡げておこう。親しい家族や恋人等だけでなく。

水や光、空気や自然界全体へも、感謝と愛を忘れないよう。
己の優位性を保つだけの愛は。相手が人でも動物でも旧い。

互いを尊重し、共に歩もうとする者の、共存共栄の時代へ。
その意思の有無を、濃霧の中で、答える日が近いのだろう。

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