『静かに、物語は変更されてゆく』

昔、その生活ぶりも定かでは無いような古の時代に、
非常に強力な捕食系の者達が、一部を支配していた。

時の中で姿を変えながらも、彼らは守備範囲を拡げ、
やがて誰もが耳に聞くような立場の中に紛れ込んだ。

中央に位置する地に権勢を持って行った彼らに対し、
戦いを挑む者達は、ことごとく敗れ去る時が続いた。

そのような潮が引いたころ、余り古く無い世の頃に、
ある力を持つ種族が、排除するために立ち上がった。

排除に成功した種族は、影に居ながら勢力を伸ばす。
それを続けて行く中で、ある出来事が種族を襲った。

高次元に位置しながら、ネガティブな意図を持った、
天でも先祖でも無いエネルギーに取り込まれたのだ。

それは、ウィルスのように姿を見せずに巣食うもの。
支配欲に、権力欲にまみれた心に、忍び込むものだ。

清々しい心の奥の、根源の光を宿す魂から分離した、
暗闇の錯覚が恐怖となって周囲にも闇を撒き散らす。

どのような者であっても、このマイナス作用の力に、
精神を持って行かれる可能性がある。謙虚を忘れて。

勇士の血統、陰ながら世を救った遺伝子を持つ子孫。
天上の強い守護の下にあったであろう先達の子等よ。

再び立ち上がれ。やがて物語は変更されて行くのだ。
誰にでも起こる。今は静寂の中に居て、変更される。

強い意志で扉を叩くなら、天上の光射す世界へ続く。
地上天国への扉を開けと、天の使者が言われる如く。

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