『~苦しい時ほど固着しないようにして~』
個人としての満足感や、達成度とは関係なく、
人生の計画書は、シビアに組み込まれている。
大抵の場合、成功と失敗の両方が書き込まれ、
大小の差はあっても、誰もが山と谷を味わう。
計画通りの失敗なら、寧ろ成功と言えるのだ。
しかし人は、そうとは思えずに地団太を踏む。
そして物事に固着し、無駄な足掻きを繰返す。
次なる人生への扉に気付かず、留まったまま。
本人の達成感とシナリオの達成度は違うのだ。
過ぎて行く出来事に、固着する必要などない。
執着による停滞は、時に反作用を呼び込んで、
良くない事柄が多発する。悟りを促すために。
下降する時には、落胆するよりも次の手筈を。
下降の始めから、再び上昇する迄を見届けよ。
同じ低迷が続くとき、撤収の勇気が試される。
いつ、どのように、どれ位、転換出来るのか。
他者から出た言葉や、日常、森羅万象からも、
必要なメッセージは、満を持して入って来る。
それらを、幼子のように素直に、受け止めて。
貴方は、次のドアの鍵を持っているのだから。