『~天の原理について~』

~天上界より~

この世的な愛・正しさというものは、天では通用しない、或いは重要では無いことがあります。
しかしこの世の人生を生きながら、天の基準である愛と正しさを理解することも出来るのです。
それを「理解して実践する人が多くなればなるほど」この世がより良く好転して行くでしょう。

この世は肉体を繋ぐというシステムのため、基本的に男女・親子・同種間に愛が生じて来ます。
これは定理としても、その他の個別間、種々団体、各々の国等においても似たようなものです。
地域や時代が異なれば多少状況は変わりますが、自分達だけの幸福や利得を追うに留まります。

では天の定義での「愛や正しさ」といったものの捉え方、実践の仕方について説明致しますと、
「個人や個人の所属する団体の幸福の追求と、全体の幸福の追求」を同時に思考して実践する。
これが天の定義です。これは当然のことなのですが、あなた方の世では未だ為されていません。

自分や自分達だけの利得追求という思考から離れ、瞬時に周囲全体への影響も同時に思考する。
もし常にそうであるなら、この世に生息しながらも、天の波長と同調するようになって来ます。
愛も正しさも「全体性」の中で発揮され、皆で幸せな社会を構築することも可能になるのです。

いつまでも人類が狭い範囲での「愛と正しさ」に終始して、自分達の思考と感情を満たすこと、
そればかりを追っていると、肉体の死後も思考と感情、その願望や執着が織りなす世界へ嵌り、
抜け出し難くなったり。魂となって次の転生に向かっても同じことを繰り返すかも知れません。

今回の人生同様に、利得を追い続ける人類の集合意識が、パイの取り合いを続けるような世界。
肉体の在る無しに関わらず、虚しさ等が支配するような世界の中に身を置くことの無きように。
この時代の終わりに、視野を拡げて個人の狭い思考から抜け出し、心を飛翔させてみて下さい。

心の透くような感覚を思い出すことは可能でしょうか。日々の中で思い出すようにして下さい。
天の伝える愛と正しさを理解するには、そのような感覚を取り戻すことからも可能になります。
もし現実が嫌になっても、失意や悲しみが心を塞いでも、胸の透く思い、その感覚を忘れずに。

天は個人だけを大切にして導いてはおりません。個人を導きながら同時に全体を導いています。
あなたは気付きます。植物から何から何まで、人の意識も個々に優位性を求めていただけだと。
そしてやがてあなたは、心のまままに、天の伝える愛と正しさの道を選ぶようになるでしょう。

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