『相互に落とし合う人類の思考について』~更なる飛翔のために~
~天上界より~
今回の宇宙史にも、その始まりから終わりまでの計画・プログラムは存在しています。
例えるなら「様々に生じる波の時が過ぎて、やがて静かな一つの大海になる」仕組み。
人類史も、一つの波が様々な波を生み出し、波乱が生じても、やがて凪に戻るのです。
しかし今は旅の途中。大小の波が続き、この文明の命運をかけた重要期が来ています。
さて今回は、現在の人類の多くが陥っている善悪思考の盲点についてお話を致します。
仮に自分は正当な側だとしたとき、相手側に対してどのような動きをするでしょうか。
直接的には対峙しない選択をした場合でも「相手は必ず報いを受けるはずだ」と恨み、
落ちて行け等と思考していたら、実は「あなたは既に闇の中を彷徨っている」のです。
その怒りには正当な理由があるとしても他者の不幸を願う思考、言葉を発しています。
そんな思考は持たなくとも、誰にでも「報い・対価の支払いの時」がやって参ります。
例え現世では報いを受けていないように見えたり、隠されて決して表には出なくても、
「宇宙は公正に帳尻合わせをする仕組み」ですから、誰にも逃げ場はないと言えます。
負の感情を相手に向ければ下降するのは、相手の運命・人生だけでないのは明白です。
相互に負の連鎖が続いて行き、更に個人から派生して人類全体も下降して行くのです。
これら「互いを落とし合う負の連鎖」から脱却するために、狭い視野・思考から出て
意識を拡げて下さい。各々皆、大海に発生した波の一つなのです。水面下は一つです。
この宇宙は「一つの状態」から分岐を繰り返して発生しており、例えるならば一人が
多人数に自分を分けたような状態と言えるでしょう。そして同じ海に生息しています。
この世は所謂「善人・悪人問わず」互いに相手側を、因果の海に落とし合っています。
自他共に良くなること。皆で幸せな世の中を生きるために。大切な時を使って下さい。
合わない人々とは、やがて分岐の波の中で異なる海流の生息空間に分れて行くのです。